654 名前:1/2[sage] 投稿日:2007/09/02(日) 04:03:51 ID:Y89GA2/f0
なごむかわからないけど、
昨年の夏起きた自分の奇跡の話
去年の夏、外国に貧乏旅行に出た。
当然デジカメを持参しての旅行。
腕は悪いが撮るのは大好き。大はしゃぎでシャッターを押していた。
ところが、なんと途中でバッテリーの充電器を紛失!
どうやら前の町の軒先で甘えて充電させてもらったところ、そこで落としてしまったらしい。
悪いことに気付いたのはバスとクルマに揺られてやっと辿り着いた深夜の安宿のベッドの上。前の町ははるか数百キロも彼方で、更に悪いことに国境を越えてしまっていた。戻ることは完全に不可能だった(勿論戻ったところで見つかるはずもないが)。
仕方ない、もしかしたら充電器だけ売っているかもしれないと、電気街らしき所に足を運ぶも、自分が行った国は途上国。
しかも旧社会主義圏。当然のことながら今でもデジカメなんぞ夢のまた夢のシロモノ―というか存在すら殆ど認められていない。
デジカメはわずかな店で数種類のものが汚いガラスケースに陳列されてるだけだった。
有名メーカーのものだったため自分の持っているデジカメは売っていたものの、「充電器のみ」なんて当然売ってなかった。
バッテリーはまだわずかに残っていたがもう充電はできない。
まさか「充電器手に入れるためににデジカメを本体ごと買う」なんて本末転倒もいいとこだ。
旅は丁度、行程の半分くらい。
しかし、これから先、デジカメが無いのは自分にとって相当な痛手だ。
何しろそこに着くまでに既に数千枚も写真を撮っていたのだ。
カメラ無しの旅行なんてありえない。
かと言って今更フィルムカメラを買う気にもならない。
フィルムがかさばる上、現像も大変だ。何千枚も撮るなんて一体何本フィルムが必要か。
今考えるとバカげた考えだが、真面目に旅をやめようかとさえ思っていた。
656 名前:2/3[sage] 投稿日:2007/09/02(日) 04:20:54 ID:9zEqCUzD0
さてどうしようか。
こんな時はもうどうしようもない、と開き直った。 なるようになるさ。
宿でゴロゴロしながら「ダメもとで店に交渉してみるか」と思いつき、慣れない辞書を開き作文を始めた。
さて、自分は安宿のドミトリー(2人部屋)に泊まっていたのだが、宿が気を利かしてくれたのか、相部屋の人は日本人だった。
見慣れぬ文字を見ながら考えた。
「日本人ならもしかしたら、同じデジカメを持っているかもしれない。万が一そうだったら充電器、1回だけでも貸してもらえないものか」
そう思い、相部屋の方に声をかけてみた。
なんとその人は、本当に、奇跡的に自分と全く同じ機種のデジカメを持っていた。
なんという偶然!!
飛びつくように「申し訳ないんですが充電器貸してもらえないでしょうか」と尋ねてみた。
怪訝に思ったのか、久しぶりの日本語で「どうしたの」と聞かれ、紛失した事情を話した。
すると
「え、なら充電器1つあげようか。実は僕2つ持ってるんだ」
ノータイムで「下さい」と言った。
よくよく聞くとその人は、その街に辿り着く前に、別の国(自分が先日までいた国)で小さな事件に巻き込まれ、デジカメごと盗られてしまったらしい。で、仕方ないのでもう同じものを1つ購入した。
が、宿においてあった、デジカメの備品は無事だったので、充電器等は2つあるということだそうだ。しかも2つあっても全く役に立たないし、どうしようかと思っていたところだったらしい。
657 名前:3/3[sage] 投稿日:2007/09/02(日) 04:23:38 ID:9zEqCUzD0
結局自分はその人に充電器を格安で売ってもらい、旅を続けられることとなった。
そして1ヵ月後、無事旅を終えることが出来た。
写真もそれこそ山のように撮ることができた。
ある日、日本人が殆ど訪れないような途上国の安宿で、同じデジカメを持った2人の日本人が同じ部屋に泊まった。
1人は充電器を紛失し困っていて、もう1人は使いようの無い充電器がバックパックの荷物になっていた・・・
こんな奇跡一生で二度と起きないのではないかと思う。
その人に感謝すると共に、本当に神様っているんだな、と思った。” —ほんわか2ちゃんねる : 去年の夏、外国に貧乏旅行に出た。 (via ag107)
